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歴史

開始日: 2012年11月28日
更新日: 2023年04月01日

サービスロボティクス分野の歴史

東京大学が大学院化する前には,この小講座は「精密機械製造学講座」と呼ばれ,製造技術を扱ってきました.(故)倉藤 尚雄 教授(1966年~1968年4月),(故)木下 夏夫 教授(1971年~1991年3月)が担当した後,1991年4月より新井 民夫(あらい たみお)教授が担当しました.木下教授の研究の中心テーマは放電加工でしたが,1970年頃から組立とロボットの研究を開始しました.

新井教授は1981年から独立して研究室を運営し,その後, 大隅 久 講師・助教授が共に研究にあたり,1994年10月からは太田 順(おおた じゅん)講師・助教授が共に研究しました.1999年4月1日からは湯浅 秀男(ゆあさ ひでお)助教授が新任として名古屋大学から精密機械工学専攻に来られ,3研究室での合同運営になりました.ところが湯浅先生は2002年9月18日に急逝され,2研究室の合同運営に戻りました.2004年3月1日に横井 浩史(よこい ひろし)助教授が北海道大学から着任され,再び3研究室の合同運営になりました.

このころ,各研究室に対して,それまでの「教授名」研究室から,分野を明示することとなりました.そこで,「知能システム分野」(Intelligent Systems Division)を標榜するようになりました.この名称は公的なものではありません.また,分野,領域,研究室の何処につけるべきかも不明確のまま,運営されています.

その後,太田准教授が2009年4月に教授に昇任し,その直後,2009年6月に人工物工学研究センター教授へ異動となりました.一方,横井 浩史 准教授も2009年6月に電気通信大学 大学院情報理工学研究科 知能機械工学専攻 教授として異動しました.2009年12月に淺間 一 (あさま はじめ)教授が人工物工学研究センター サービス工学研究部門から精密機械工学専攻へと異動し.新井研と共に運営することとなりました.2011年10月,淺間教授の下に,山下 淳(やました あつし)准教授が赴任してきました.

2012年3月に新井教授が定年退職され,2012年4月より淺間教授が本分野を担当しています.2014年9月より分野名を「サービスロボティクス分野」(Service Robotics Division)と改めました.

その後,山下准教授が2022年4月に教授に昇進して新領域創成科学研究科 人間環境学専攻へ移動となり,現在に至ります.

精密機械工学専攻(現,精密工学専攻)は長く工学部2号館(安田講堂北隣り)に居ましたが,1995年4月より現在の工学部14号館に移りました.以後,8階821号室・822号室・825号室・826号室(~2022年3月)・827号室,10階1022号室,6階625号室(2015年4月~2019年10月),4階422号室(2018年4月~2023年3月),地下008号室(2019年11月~2023年3月)・017号室(2021年11月~)に研究室を置いています.


1964年?   倉藤 尚雄 助教授 着任.放電加工の研究.1968年に逝去.
1966年?   木下 夏夫 助教授 着任.放電加工の研究に参加.
1966年   新井 民夫 先生,大学院佐田木下研究室へ配属.
1977年   新井 民夫 先生,「自動組立に関する研究」で学位取得.
    このころの研究室(精密機械工学第6講座)は木下 夏夫 教授が担当し,
特殊加工などいわゆる切削加工以外の工作法などを担当する講座であった.
1977年   新井 民夫 先生,精密機械工学科 第6講座の講師となる.
1979年   新井 民夫 先生,助教授となる.
8月より英国エディンバラ大学人工知能科 Robin Popplestone先生の下へ
British CouncilのScholarshipで行く.
1981年8月までの2ヵ年.
1983年   新井 民夫 先生,工学部総合試験所機械方面研究室担当助教授.
ここでは試作室を担当し,また,多くの先生方と共に働く.
~1986年3月までの3ヵ年.
1983年   松元 明弘 先生を助手に採用.初めての助手.~1988年(東洋大学に転出).
1987年   新井 民夫 先生,精密機械工学科 教授となる.
木下教授もまだ在任中で,他の講座の教授ポストを使用.
1988年   大隅 久 先生を助手に採用.~1991年.
1991年 3月 大隅 久 講師,助手より昇任.
1993年7月助教授,1994年7月中央大学へ異動.
1991年   太田 順 先生を助手に採用.~1995年.
1992年   工学部,大学院化.この年,7学科転換.1994年度で終了.
1995年度から工学部全てが大学院化.
1994年   太田 順 講師,助手より昇任.1996年より助教授.
1995年   相山 康道 先生を助手に採用.~1999年(筑波大学に転出).
1995年   工学部2号館から14号館へ移転.
1999年   湯浅 秀男 助教授,名古屋大学より着任, 2002年9月急逝.
1999年   前田 雄介 先生を助手に採用.~2004年(横浜国立大学に転出).
1999年   学部教育は精密機械工学科からシステム創成学科へ改組. 
1999年   嘉数 侑昇 北海道大学教授が客員教授として併任.~2002年3月まで.
2000年   新井 民夫 先生,人工物工学研究センターのセンター長を併任,
~2005年3月末まで5ヵ年.
2004年   横井 浩史 助教授,北海道大学より着任.~2009年5月まで.
2004年   上田 隆一 先生,博士課程学生から助教に.~2009年3月まで.
2009年 4月 原 辰徳 先生,博士課程修了で助教に.~2011年3月まで.
2009年 4月 太田 順 准教授,教授へ昇任.
2009年 6月 横井 浩史 准教授,電気通信大学 教授へ昇任,転出.
2009年 6月 太田 順 教授,人工物工学研究センター 教授として転出.
2009年 11月 淺間 一 教授,人工物工学研究センター サービス工学研究部門教授から異動.
2011年 4月 原 辰徳 助教,人工物工学研究センター 講師へ.
2011年 10月 高草木 薫 旭川医科大学教授が,特定客員大講座教授として着任.~2014年3月まで.
2011年 10月 山下 淳 准教授,静岡大学より着任.
2012年 3月 新井 民夫 教授,定年退職.
2012年 4月 淺間 一 教授が知能システム分野(2014年9月よりサービスロボティクス分野)を担当.
2015年 4月 安 琪 先生,博士課程学生から特任助教に.
2015年 4月 田村 雄介 特任准教授(廃止措置研究・人材育成等強化プログラム),中央大学から着任.
2016年 4月 藤井 浩光 先生,博士課程学生から特任助教に.
2017年 2月 藤井 浩光 先生,特任助教から特任講師(社会連携講座インテリジェント施工システム)に.
~2018年3月まで(千葉工業大学 准教授として転出).
2017年 4月 永谷 圭司 東北大学准教授が,特定客員大講座准教授として着任.
安 琪 先生,特任助教から助教に.~2020年3月まで(九州大学 准教授として転出).
2018年 4月 筑紫 彰太 特任助教(社会連携講座インテリジェント施工システム),日本文理大学から着任.
2018年 8月 温 文 先生,日本学術振興会特別研究員から特任准教授に.
2019年 4月 淺間 一 先生,新生 人工物工学研究センター(全学の組織から工学系研究科の組織に変更)のセンター長を併任.
2019年 4月 永谷 圭司 東北大学准教授が,特任教授(i-Constructionシステム学寄付講座)として着任.
2019年 4月 田村 雄介 特任准教授の所属が,統合廃炉工学講座に変更.
~2020年3月まで(東北大学 准教授として転出).
2019年 4月 濱崎 峻資 先生,特任研究員から特任助教(i-Constructionシステム学寄付講座)に.
~2022年3月まで(中央大学 助教として転出).
2019年 4月 Angela Faragasso 先生,特別研究員から特任助教(社会連携講座インテリジェント施工システム)に.
2020年 4月 禹 ハンウル 特任講師,秋田県立大学より着任(統合廃炉工学講座).
~2022年3月まで(工学院大学 准教授として転出).
2020年 4月 濵田 裕幸 特任助教が,文京学院大学より着任.
2020年 4月 Sarthak Pathak 先生,日本学術振興会特別研究員から特任助教(社会連携講座インテリジェント施工システム)に.
~2021年3月まで(中央大学 助教として転出).
2020年 8月 筑紫 彰太 先生,特任助教から助教に.
~2022年3月まで(近畿大学 講師として転出).
2020年 8月 小松 廉 先生,学術支援専門職員から特任助教に.
2020年 10月 ルイ笠原 純ユネス 先生,特任研究員から特任助教(社会連携講座インテリジェント施工システム)に.
2020年 11月 谷島 諒丞 先生,特任研究員から特任助教(i-Constructionシステム学寄付講座)に.
2021年 10月 温 文 特任准教授の所属が,人工物工学研究センターに変更.
~2023年3月まで(立教大学 准教授として転出).
2022年 4月 山下 淳 准教授,新領域創成科学研究科 教授へ昇任,転出.
2022年 4月 ルイ笠原 純ユネス 先生,特任助教から特任講師(i-Constructionシステム学寄付講座)に.
2022年 4月 小松 廉 先生,特任助教から助教に.
2022年 4月 Yu Chan Chang 先生,特任助教として着任.
~2023年3月まで(立教大学に転出).
2022年 7月 中島 慎介 先生,特任研究員から特任助教(統合廃炉工学講座)に.
2022年 10月 王 鈺晟 先生,博士課程学生から特任助教(社会連携講座インテリジェント施工システム)に.
  

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工学部の歴史と精密工学専攻の歴史

工学部の歴史は,工学部のホームページにあります.それによれば,東京大学工芸学部と工部大学校とが合併して,工科大学が出来ることでスタートします.その翌年,造兵学科が置かれました.


明治19年
(1886年)
3月 帝国大学設置.
東京大学工芸学部と工部大学校の合併により工科大学(後の工学部虎ノ門)を設置.
土木工学科,機械工学科,造船学科,電気工学科,造家学科,応用化学科,採鉱及冶金学科を設置.
明治20年
(1887年)
9月 造兵学科,火薬学科を設置.
明治21年
(1888年)
7月 工科大学施設を本郷に新築(虎ノ門より移転).
昭和21年
(1946年)
3月 第一工学部の造兵学科を精密加工学科に改称.
昭和21年
(1946年)
3月 第二工学部の造兵学科を精密工学科に改称.
昭和22年
(1947年)
4月 第一工学部の精密加工学科を精密工学科に改称.
昭和22年
(1947年)
10月 東京帝国大学が東京大学に改称.
昭和24年
(1949年)
5月 新制の東京大学となる
第一工学部は土木工学科,建築学科,機械工学科,精密工学科,
船舶工学科,電気工学科,計測工学科,石油工学科,鉱山学科,
冶金学科,応用化学科の11学科に整備される.
第二工学部を母体として生産技術研究所を設置.
昭和38年
(1963年)
4月 精密工学科を精密機械工学科に改称.
平成4年
(1992年)
4月 大学院重点化に伴う工学系研究科の整備開始.
(初年次7専攻:精密機械工学)
平成11年
(1999年)
4月 システム創成学科が始まる.
(精密機械工学科,船舶海洋工学科,システム量子工学科,
地球システム工学科の4学科がまとまって1つの学科,4つのコースを設置)
平成16年
(2004年)
4月 東京大学,国立大学法人化.
平成17年
(2005年)
4月 システム創成学科内の4コースを6コースに再編.
精密機械工学専攻系は生体情報システムコースを廃し,知能デザインコース,知能メカトロコースを設置.
平成18年
(2006年)
4月 精密工学科(形式上)再発足.2年生の進学は2007年10月.
平成23年
(2011年)
4月 精密機械工学専攻を精密工学専攻へ改称.
  

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