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サービス工学研究会
Service Engineering Forum ( SEFORUM2)

    東京大学 第2期サービス工学研究会
  - 企業A会員とは? -

 貴社はこんな悩みをお持ちでありませんか?
  • 新製品が思ったように売れない
  • 企画―設計―生産―販売の間で意思の疎通が取れない
  • 他社に比べて,優位に立てない
それは企業が顧客へ満足のいく価値を供給していないからなのです.サービス工学研究会は,消費者のみならず,流通を含めて貴社の顧客満足を高める方法を提供します.

□ こんなキャッチフレーズを掲げるソフトウェアシステムをサービス工学研究会は開発してきました.しかし,サービスは多様です.またこのようなソフトウェアの開発仕様は,システム要求をしっかりと持っている企業が中心になって初めて決定することが可能となります.そのため,サービス工学研究会第2期では特定の強い影響力と牽引力を有する企業に開発の中心になっていただきたく,企業A会員を募集します.

□ サービス工学が目指す目標の一つは,我が国の製造業が価値創造の中心として再生することです.我が国の産業構造において,これまで付加価値が高いと言われてきた分野が製造業であることは言うまでもありません.それと同時に第3次産業の就業人口は増加の一途にあり,今やその数は全就業人口の3分の2にまで達しています.しかし残念ながら,我が国の第3次産業において生産されるサービスの質,およびその生産性が非常に低いことも広く知られるところです.この事実から容易に想像される構図とは,製造業が今まで培った高生産性の生産手法を適用して,高品質のサービスを高効率で生産し,製造業が再度,日本の産業構造の価値創造の中心になることです.

□ ところが,現在の製造業は未だに旧来の価値観という呪縛に囚われ続けています.その結果として,多くの製品は設計者の独りよがりに終わり,技術的には高度でもカスタマの要求を充足するには不十分なものとなっています.それは,製造業がモノに視点を置き過ぎているからです.転換のための方法は素直に
  「製造業の製品をモノ生産からサービス生産へと発想を転換する」
ことなのです.

□ サービス工学とは,「価値の本質はサービスとして受け取られる.サービス・コンテンツを供給し,伝達し,増幅するためのチャネルが人工物であると考えることによりサービス設計を体系化する」 という考え方に基づく新たな学問領域です.この考えによって,製造業はモノに捉われないサービス・コンテンツの供給と,そのコンテンツの供給・伝達・増幅を最大化するサービス・チャネルの開発とに,これまでに培った製造のノウハウを生かすことができます.サービス工学研究会はその方法論の解明と,開発手法実践の場なのです.

□ 第2期サービス工学研究会は,第1期研究会の活動により得られた資産を有効活用するだけでなく,さらに一層のサービス工学研究の発展と産業界における応用を拡大することを目的とし,
  • Service Explorerとその周辺ツールの開発
  • 事例の解析と設計
の2点を,参加企業の知識,技能,ノウハウ,そして「大学の知」を元に産学協同研究として強力に推進します.サービスの設計支援ツールであるService Explorerの有用性は第1期研究会が証明済みです.そして企業A会員はこのService Explorerをカスタマイズすることにより,
  • 設計・製造・販売の三者による顧客満足度の検討と情報共有
  • 高付加価値サービスの創造支援
  • サービス(製品)評価の高精度化
  • サービス(製品)開発期間の短縮
などの効果が挙げることが可能となります.加えて,企業B会員と共に,顧客の要求を顧客自身に表現してもらう手法のDe-Facto Standard を構築することも可能です.

□ 企業A会員にはこれだけの成果が予想されるにも拘わらず,その年会費(共同研究費)を300万円に抑えてあります.一般に,一人の有能な研究開発者の雇用には年間1,500万円が必要です.企業B会員を含めてサービス工学研究会のような組織を作るのに年間200万円,成果発表に年間100万円が必要であると試算しても,あるいは単に一つのCADソフトウェアを開発する費用として考えても,第2期サービス工学研究会の年会費は非常に小額です.それが可能な最大の理由は,本研究会が「場所・人件費を大学が支払って参画する」産学連合型の産学連携プロジェクトだからです.

□ 上述のサービス工学研究会の価値を十分にご理解頂いた上で是非とも企業A会員として参加して頂き,製造業にとって今後最も競争的な分野となることが確実に予測されるサービス開発分野において,貴社の高付加価値サービス・プロバイダー化を実現して下さい.

サービス工学研究会代表
東京大学  新井 民夫


東京大学 人工物工学研究センター サービス工学研究会

<関連リンク>
人工物工学研究センター

首都大学東京 下村研究室

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