募集人員: 領域プロジェクト 3名 卒論 4名
作業場所: 本郷工学部14号館中心
領域プロジェクト新井研究室では,領域プロジェクトとして3テーマを提示し,3名を募集する.領域プロジェクトの取り組み方として,次の4つの目標を掲げる.
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領域プロジェクト 1 『ロボカップ 4脚移動ロボットによるサッカー』 担当教官 新井 民夫 教授
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領域プロジェクト 2 『マルチエージェント型生産システム』 担当教官 新井 民夫 教授
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領域プロジェクト 3 『ロボットの実演教示』 担当教官 新井 民夫 教授
動画 (MPEG1): 実演教示 実演教示のためのキャリブレーション動作,人間による実演教示, ロボットによる動作実行の一連の流れ |
卒業論文新井研究室では,領域プロジェクトとして4テーマを提示し,4名を募集する. ただし,これらのテーマは2003年1月段階での設定であり,夏までには多少の変更が予想される.新井研究室の卒業論文の取り組み方として,次の4つの目標を掲げる.
9月入試終了 顔合わせ・研究開始 10月初め 研究会にて発表 11月中旬 中間発表 先端ロボット合同研究会 12月下旬 卒論発表会資料提出 2月上旬 卒業論文提出・試問 |
卒業論文 1 『ロボカップ 4脚移動ロボットによるサッカー』 担当教官 新井 民夫 教授領域プロジェクトRoboCupも参照されたい. 卒論ではより研究的な側面を追求する. ◆卒論の狙い本研究は領域プロジェクトと同様の枠組みで行う.卒論においては,RoboCupが終了しているので,研究を中心にすえて行う. 「通信と画像計測によるフォーメーション構築」を研究テーマとするが,RoboCupでの問題点解決型でテーマの変更がありうる.◆卒論の内容多自由度のロボットを総合的に動かすことを習得することと,特定の目標達成のアルゴリズム構築の両者をバランスよく開発するセンスをつける.
◆卒業研究開催場所工学部14号館822号室ならびに中央大学精密機械工学科◆卒論研究スケジュール9月:9月の入試明け(9月8日)より開始する. 10月:通信ならびに画像処理の習得 11月:中間発表と実験 12月:アルゴリズム開発と実験 1月:1/4モデルの提出 2月:論文提出ならびに審査 |
RoboCup 2003 公式ページ | 2003年7月にイタリア・パドバで開催されるロボカップの公式ページ |
新井研究室 RoboCup | 新井研究室でのロボカップ活動の説明 |
RoboCupの研究 | ロボカップに関する研究の事例:四脚ロボットのためのサッカー行動設計 |
卒業論文 2 『マルチエージェント型生産システム』 担当教官 新井 民夫 教授◆卒論の狙い本研究室は,HMS(ホロニック生産システム)国際研究プロジェクトに参加し, 複数のロボットから構成されるマルチエージェント型生産システムの研究を 行ってきた.本テーマでは,本研究室で開発したロボットシステムシミュレータを 用いて,システム構成の最適化,スケジューリング問題などについて, 領域プロジェクトの成果を反映し,より進んだ内容を取り扱う. これらの問題の研究を通して,マルチエージェントシステム,ネットワーク プログラミングなどの技術の習得を図る.◆卒論の内容シミュレーション時間は相当かかるので,それを短縮する方法をあらかじめ準備する.そのシミュレータを用いて,最適化をいくつかの視点で実施し,それらの成果から自律分散システムの特徴を生かす制御方法を検討する.◆卒業研究開催場所工学部14号館821号室を中心とする.◆卒論研究スケジュール9月:9月の入試明け(9月8日)より開始する. 10月:シミュレーションの理解と基礎実験 11月:新スケジューリング方法の開発,中間発表 12月:実データとの整合性 1月:1/4モデルの提出 2月:論文提出ならびに審査 |
IMS/HMS Consortium Home Page | Intelligent Manufacturing Systemの国際研究Programである Holonic Manufacturing Systemsを構成するConsortiumの公式Home Page. ドイツのHannover大学に置かれている |
ホロニック・マニュファクチャリング・システム | 研究室活動報告.研究内容の全般的な紹介 |
国内共同研究 IMSセンターのHMS紹介ページ | IMSセンター(http://www.ims.mstc.or.jp)で行われている研究紹介ページ |
卒業論文 3 『ロボットの実演教示』 担当教官 新井 民夫 教授◆卒論の狙い誰もが簡単に使いこなせるロボットの実現には,人間の意図をロボットに伝える 教示(ロボットプログラミング)を簡単に行える方法が必要である.人間がロボットに 作業のやり方を実演することによって作業を教える「実演教示」は,その有望な アプローチの一つである.本テーマでは,
◆卒論の内容ロボットの動作生成論理の理解と,画像処理による動作理解とを組み合わせて,知的な動作理解システムの構築であり,運動学,ソフトウェア開発,人間運動の理解を必要とする.◆卒業研究開催場所
◆卒論研究スケジュール9月:9月の入試明け(9月8日)より開始する. 10月:基礎実験による教示理解 11月:人間の動作予測とその意図解釈,中間発表 12月:応用実験と意図解釈レベルの向上 1月:1/4モデルの提出 2月:論文提出ならびに審査 |
ロボットへの教示のための技能表現 | 研究室活動報告.過去において実現した教示作業の紹介(動画あり) |
卒業論文 4 『サービス工学』 担当教官 新井 民夫 教授◆卒論の狙いサービス工学は人工物工学研究センターのサービス工学研究部門で開始した新しい概念に基づく設計方法といえる.一方で,製品の脱物質化を進め,一方で,顧客満足度を高める製品を作り上げるモデルとして,サービスをコンテンツとチャネルとに分離してモデル化している. 本研究は,コンテンツとチャネルの流れを,Function Blockで表現し,非線形微分方程式でモデル化する方法を開発する. ◆卒論の内容本研究は抽象度の高い研究なので,モデル化の部分の討議が中心になり,ソフトウェア開発の指導までは行えない.よって,ソフトウェア開発については基本的な知識や経験を有する学生が担当することが望ましい. モデル化にはSimuLinkなど市販のモデル化表現を利用するので,比較的簡単に作れる.◆卒業研究開催場所14号館821号実験室を中心とする。人工物工学研究センターにおいて行われる下村芳樹助教授との研究会ならびに企業との研究会にも出席する.◆卒論研究スケジュール9月:9月の入試明け(9月8日)より開始する. 10月:Function Block表現とその基本事例の試作 11月:チャネルとコンテンツの向上方法を検討,中間発表 12月:サービスの度合いの向上についてのシミュレーション 1月:1/4モデルの提出 2月:論文提出ならびに審査 |
人工物工学研究センター・サービス工学研究部門 | サービス工学概念の紹介 |